【投資戦略】株を買った後、私は何を見ているのか?

投資手法

このブログ「四季報ラボ」では、会社四季報を参考に銘柄をピックアップし、
その後の株価推移を検証しています。

四季報を読んで気になる銘柄を見つけ、購入する。

ここまでは、これまでの記事でも書いてきました。

では、実際に株を買った後は何をしているのか?

今回は、私が株を購入した後に確認していることについて書いてみたいと思います。

「株を買ったら、あとは上がるのを待つだけ」

……というわけにはいきません。

むしろ、購入した後こそ、その会社が最初に考えていた投資シナリオから外れていないかを
確認する必要があると考えています。

まずは決算を見る

当然ですが、購入後は決算を確認します。

売上高や営業利益などの業績が、購入時に想定していた方向へ進んでいるのかを確認します。

特に私が重視しているのが、

売上高と営業利益の伸びです。

例えば、

「毎年、売上高・営業利益ともに10%程度成長している」

ということを期待して購入した銘柄であれば、
その後も同じような成長が続いているのかを確認します。

単純に、
「利益が増えた!」
だけを見るのではなく、

「最初にこの会社を買おうと思った理由を、現在も満たしているか?」

という視点で決算を見るようにしています。

四季報も当然チェックする

四季報を読んで購入した銘柄なので、当然ながら次の四季報も確認します。

業績予想がどう変わったのか。

会社のコメントはどう変わったのか。

来期以降の見通しはどうなっているのか。

そして、

「最初に読んだときと、今では何が変わったのか」

を確認します。

四季報を読む目的は、新しい銘柄を探すことだけではありません。

一度購入した銘柄について、

「今でも持ち続ける理由があるのか」

を確認するためにも使っています。

株価ももちろん見る

当然ですが、株価も見ます。

ただし、株価が下がったからといって、すぐに売るわけではありません。

むしろ、株価が下がっているときほど、

「なぜ買ったんだっけ?」

と、最初に戻って考えるようにしています。

例えば、

「業績が伸びると思って買った」

のであれば、業績は今どうなっているのか。

「データセンター需要に期待して買った」

のであれば、その需要は今も変わっていないのか。

「優待が魅力的で買った」

のであれば、優待制度は維持されているのか。

株価が下がっていると、

「やっぱり買わなければよかったかな……」

と不安になることがあります。

そんなときこそ、チャートだけを見続けるのではなく、
四季報を読み返して、自分の保有理由を再確認します。

株価が下がったときほど、チャートを見ないこともある

これは少し変な話かもしれません。

株価が下がっているとき、私はあえてチャートをあまり見ないことがあります。

もちろん、株価を確認すること自体は必要です。

しかし、

「下がっている」という事実だけを何度も確認しても、投資判断にはあまり意味がありません。

それよりも、
「なぜこの銘柄を買ったのか?」
「その理由は今も成立しているのか?」
を確認します。

そのため、株価が大きく下落したときには、四季報を読み返すことがあります。

買った当時の自分が何を評価していたのかを、もう一度確認するためです。
これは、自分の保有を裏付けるための作業でもあります。

では、どんな状態になったら売るのか?

ここは私自身も、まだ明確なルールを決め切れていないところです。

「株価が○%下がったら売る」

という単純なルールではなく、

「最初に買った理由が崩れたら、売却を検討する」

という考え方が近いと思います。

例えば、毎年10%程度の売上高・営業利益成長を期待して購入した銘柄があるとします。

それが、

「来期は8%程度の成長」

という予想になった場合。

8%成長でも十分魅力的に見えるかもしれません。

しかし、

「これまで10%程度だった成長率が鈍化しているのでは?」

と考えます。

一度だけなら問題ないかもしれません。

しかし、その傾向が続くのであれば、

成長シナリオそのものを見直す必要があります。

そのため、私の場合は「売却」ではなく、まず売却候補として考えます。

1株益が下がった場合も注意する

同じように、1株益(EPS)が下がってきた場合も注意します。

株価だけを見ていると、

「株価が下がったから悪い」

と考えてしまいがちです。

しかし、本当に確認したいのは、

「その会社が生み出す利益がどうなっているのか」

です。

売上高が伸びていても利益が伸びていない。

営業利益が伸びていても1株益が下がっている。

こうした変化があれば、

「最初に想定していた成長シナリオと違ってきているのでは?」

と考えます。

これも、すぐに売却するのではなく、売却候補として検討する材料です。

優待銘柄は「優待廃止」が大きな判断材料

優待目的で購入した銘柄については、もっと分かりやすいです。

当然、優待廃止となれば、売却候補になります。

自分がその銘柄を購入した大きな理由がなくなるからです。

ただし、ここにも例外があります。

例えば、

「優待を廃止する代わりに、その分を配当金として還元します」

というケース。

この場合は、
「優待がなくなったから即売却」
とは限りません。

優待がなくなったとしても、配当を含めた株主還元全体を見て、
「それなら、このまま保有してもいいな」
と判断する可能性があります。

結局のところ、ここでも大切なのは、

「最初に買った理由が、今も成立しているか」

なのだと思います。

不祥事が起きたらどうする?

もう一つ、売却を検討する大きな要因が、

不祥事です。

ただし、不祥事なら何でも即売却というわけではありません。

特に私が気にするのは、

製品の品質や安全性に関わる不祥事

です。

メーカーの場合、品質問題は会社そのものへの信頼を損なう可能性があります。

「この会社の製品だから安心して使える」

と思って購入した銘柄で、その信頼が大きく崩れてしまったのであれば、
投資理由そのものを見直す必要があります。

それでも「好きな銘柄」なら、一度離れることもある

ただ、ここが投資の難しいところです。

自分が好きな会社であればあるほど、

「もうダメだ」

と簡単には思えません。

そのため、もし品質問題などで大きな不祥事が発生した場合、

一度売却して、その後の状況を見る

という選択肢もあると思っています。

売却したからといって、「二度と買わない」というわけではありません。

その後の売上高や利益、会社の対応などを確認し、
「やっぱりこの会社は立ち直る」と思える状況になれば、もう一度買い直す。

そんな投資もありだと思っています。

「売る理由」より「買った理由」を確認する

ここまで書いてきて、私が株を保有するうえで一番大切にしていることは、

「最初に買った理由が崩れていないか」

なのだと思います。

業績が伸びている。

四季報の予想も悪くない。

事業環境も変わっていない。

自分が期待していた材料も残っている。

こうした状況なら、株価が下がったとしても、
「なぜ売る必要があるんだ?」と考えます。

逆に、

業績の成長率が鈍化している。

1株益が減少している。

期待していた事業が伸びていない。

優待がなくなった。

会社への信頼が大きく損なわれた。

こうした状況なら、

「最初に買った理由は、もうなくなっているのでは?」

と考えます。

株価が下がったときこそ、冷静に考える

株を買った後、株価が上がっているときは簡単です。

含み益が増えているので、精神的にも余裕があります。

難しいのは、株価が下がっているときです。

含み損が増えてくると、
「もっと下がるんじゃないか」
「売った方がいいんじゃないか」
と不安になります。

そんなときに私がやっているのが、

四季報を読み返すことです。

そして、

「そもそも、俺はなんでこの株を買ったんだ?」

と考えます。

株価を見る。

決算を見る。

四季報を見る。

営業利益を見る。

そして、最初に買った理由をもう一度確認する。

その結果、

「やっぱり、この会社を買った理由は崩れていない」

と思えるなら、慌てて売らない。

逆に、

「あれ?もう買ったときの理由がないな」

と思ったら、売却を検討する。 今の私の投資は、そんな感じです。

まとめ

株を買ったら、それで終わりではありません。

むしろ、そこからがスタートです。

私が保有後に確認しているのは、

  • 決算
  • 四季報
  • 株価
  • 売上高・営業利益
  • 1株益
  • 最初に買った理由が崩れていないか
  • 優待や配当などの株主還元
  • 不祥事や品質問題などの大きな変化

などです。

そして、売却を考えるときに一番大切にしているのは、

「株価が下がったかどうか」ではなく、「最初に買った理由が崩れたかどうか」

です。

まだ私自身も、売却について完璧なルールを持っているわけではありません。

だからこそ、これからも実際の売買を通じて、

「どういうときに売るべきなのか」

についても考え、検証していきたいと思います。

株式投資は、

「何を買うか」だけではなく、「買った後にどう付き合うか」も重要なのだと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました