【投資手法】四季報を使った銘柄の探し方|四季報ラボの投資ルール

投資手法

このブログ「四季報ラボ」では、会社四季報を参考に銘柄をピックアップし、
その後の株価推移を検証しています。

この記事では、四季報ラボで銘柄を選ぶ際の考え方と手順についてまとめます。

前提

完全に機械的なスクリーニングではなく、四季報コメントや事業内容も含めて
総合的に判断しています。
あくまで個人の検証記録であり、投資を推奨するものではありません。

投資の考え方

投資本を読むと、PERが〇倍以下、PBRが△倍以下などと定量値で表現されていますが、
実際に四季報を読んでみると、
業種によってPERや利益水準が大きく異なることに気づきました。
また、実際に定量値でスクリーニングしてみたところ、ある業種に偏ってしまいました。

そこで私は特定の業種に偏らないよう、ページ順に企業情報を閲覧していき、
主に見る指標を参考に、全ページに目を通していくようにしています。

そのため、一つの指標に拘らず、複合的な判断で銘柄をピックアップしています。

主に見る指標

四季報ラボでは多くの指標を確認していますが、
特に重視している指標は以下になります。

①特に重視する指標

          指標確認するポイント
有利子負債借入の状況
ROE収益性
営業CF本業の稼ぐ力
売上高企業規模
売上成長成長企業かどうか
株価チャートトレンド

その他にも以下の指標を参考にしています。

②あわせて確認している指標

指標確認するポイント
上場年月日会社の成長段階を確認
四季報コメント事業内容や成長性を確認
時価総額企業規模の把握
自己資本比率財務の安定性
現金同等物手元資金の多さ
ROA資産効率
1株益稼ぐ力
配当金株主還元
配当利回り下値の支え
PER割安性
PBR割安性
年収平均給与を確認

指標の解説

①特に重視する指標

・有利子負債
 →借金のこと。0であれば優秀ですが、私は“現金同等物”以下かどうかを見ています。
  これも業種(不動産、電力など)によって水準が異なるため、注意しています。

・ROE
 →株主から預かったお金を使って、どれだけ効率的に利益をあげたかの指標、収益性。
  高い数値(私の目安は10%以上)の方が良いが、これも業種によって目安が異なります。

・営業CF(キャッシュフロー)
 →本業のビジネスで得たお金のこと。私は主にプラスである企業を選定しています。
  (業種によってマイナスになる場合もあります)

・売上高
 →企業が商品やサービスを販売・提供することで得られた売上。

・売上成長
 →毎年の売上が、10%以上を目安に成長している企業を選定しています。
  上場年月日が古いにも関わらず、売上高が他社と比較して低すぎる場合は、
  成長傾向があっても選定しません。

・株価チャート
 →右肩上がりならば良いですが、右肩下がりである場合、何故下がっているのか、
  その他指標と合わせて判断します。

②あわせて確認している指標

・上場年月日
 →その企業が上場間もないのか、古株企業なのか、確認します。

・四季報のコメント欄
 →事業を理解するとともに、気になるコメントを探します。

・時価総額
 →企業の価値や規模を表すもの。時価総額が低ければ売上高も低いが、
  私は成長性に期待します。

・自己資本比率
 →会社総資産のうち、借金ではない割合のこと。
  高い程安心(目安:50%)ですが、業種(不動産、小売など)によっては低くなるので、
  要注意です。

・現金同等物
 →貯金のようなものなので、高い方が良いです。

・ROA
 →会社が持つ資産を活用して、どれだけ効率的に利益をあげたかの指標。
  大きな建物や工場も資産に分類されてしまうため、これも業種によって目安が異なります。

・1株益
 →企業の稼ぐ力。売上高や営業利益が高くとも、1株益が低い、
  或いは減益予想だと私は様子見する時があります。

・配当金
 →企業が得た利益の一部を株主に分配する仕組みです。
  何かしらのマイナス材料が出た際も、利回りが高ければ株価が戻ることがあるため、
  配当金にも着目しています。

・配当利回り
 →毎年の配当が上昇している会社かどうかを確認しています。

・PER (株価収益率)
 →会社が割安か割高かを判断するモノサシ。高いほど割高、低い程割安。
  個人的には10倍を目安にしています。
  しかし、上場したての会社や、期待値が大きな会社は20倍以上もあるほか、
  不人気すぎてPERが低い会社もあるため、複合的に判断しています。
  20倍以上の会社は、マイナス材料が出た際は、一気に株価を下げるイメージを持っています。

・PBR (株価純資産倍率)
 →PER同様、会社の割安性を判断する材料。1倍未満が割安とされています。

・年収
 →従業員年収が低いと会社への貢献度も低いのではないかと思っています。
  600万を目安にしています。

総じて、判断に迷うようであれば、比較会社欄に記載されている企業と比較することが良いです。

また、これらの指標は、一つだけで判断するのではなく、
複数の指標を組み合わせて複合的に確認しています。

銘柄の探し方

1.四季報の最初のページから企業ページを順番に確認していく

2.成長や指標を見る
  →売上高や営業CF、ROEがマイナスであったり、上場年月日が古いのに営業利益が
   低かったりする場合は、この時点で飛ばすことで、読破時間の短縮に繋がります。

3.気になった銘柄をピックアップ
  →業種毎に色別の付箋を貼ることで、最終的に、どの業種が多いのか一目で分かります。
   全体のピックアップ数が多い場合は、多くピックアップしている業種から
   銘柄を減らすようにしています。

4.月一で株価確認

検証方法

ピックアップした銘柄については、月一で株価を記録していきます。
その後、一定期間の株価推移を確認し、
何%上昇(または下落)したかを記録していきます。

また、検証の参考として、平均上昇率や中央値なども確認しています。

以上が、四季報ラボで銘柄をピックアップする際の基本的なルールになります。

このブログでは、四季報を読みながら銘柄をピックアップし、
その結果を数字ベースで振り返ることで、
銘柄選びの精度を少しずつ高めていくことを目的としています。

次の記事では、実際に四季報秋号(2025/09/18発売)で
ピックアップした銘柄について紹介します。

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