このブログ「四季報ラボ」では、会社四季報を参考に銘柄をピックアップし、
その後の株価推移を検証しています。
株式投資を始めた頃は、今ほど企業について勉強していませんでした。
会社四季報を読み込むこともしていなければ、
決算や業績を深く確認していたわけでもありません。
それでも、当時はいくつかの銘柄を購入していました。
最近になって、自分が過去に売却した銘柄を見返してみたところ、
「……あれ?」
と思うことが増えてきました。
当時は何も考えずに売っていた銘柄が、その後かなり上昇しているのです。
そこで今回は、過去に保有していた銘柄が、その後どうなったのかを調べてみました。
※株価は2026年8月時点までの最高値を確認しています。
昔持っていた銘柄を振り返ってみる
今回調べた銘柄の一部を紹介します。

こうして並べてみると、なかなかの数字です。
特に、
川崎重工業 +680%
旭有機材 +483%
村田製作所 +443%
大林組 +382%
などを見ると、
「自分、昔からそんなに銘柄選び悪くなかったんじゃないか?」
と思ってしまいます。 手前味噌ですが、これはちょっと面白い結果でした。
「利益が出るのは死んだ人の株」という言葉
株式投資には、
「株で一番儲けているのは、死んだ人と寝ている人」
という有名な話があります。
もちろん、本当にそうだと証明されているわけではありません。
しかし、今回自分の過去の売買を振り返ってみると、
「もしかしたら、これって結構本当なのでは?」
と思ってしまいました。
当時の私は、今ほど企業について調べていませんでした。
それでも買った銘柄の中には、その後大きく成長した会社がいくつもあります。
では、なぜ大きな利益を取れなかったのか。
単純です。
途中で売ってしまったからです。
何も考えずに持っていた方が良かった?
ここは少し皮肉なところです。
当時は、
「もっと上がるかもしれない」
「下がってきたから売った方がいいかもしれない」
「別の銘柄の方が良さそう」
などと考えながら売買していました。
しかし、今振り返ってみると、
何も考えずにそのまま持っていた方が、結果的には良かった銘柄がかなりあります。
もちろん、これは結果論です。
全ての銘柄が上がるわけではありません。
実際、今回の一覧でも、
日清食品やエラン、ダブル・スコープなど、その後ほとんど上がっていない銘柄もあります。
だから、
「買ったら放置すればいい」
という話ではありません。
ただ、
「良い会社を見つけたのに、短期的な値動きに反応して手放してしまう」
ということは、避けた方がいいのだと感じました。
そして、もう一つ学んだこと
それが、
「落ちるナイフを拾ってはいけない」
ということです。
株価が大きく下落すると、
「ここまで下がったなら、そろそろ反発するだろう」
と思ってしまいます。
私自身も過去にそういう買い方をしてきました。
しかし、
「下がったから安い」
と
「安くなったから買っていい」
は全く別の話です。
株価が下がっている理由が、単なる一時的な悪材料なのか、
それとも企業そのものの成長性が失われているのか。
そこを見ずに、
「これだけ下がったんだから、もう上がるだろう」
と買うのは危険です。
まさに、落ちているナイフを素手でつかみに行くようなものです。
今なら、昔とは違う買い方をする
現在は、以前よりも会社四季報を読むようになりました。
業績、営業利益、自己資本比率、営業CF、1株益などを確認し、
会社そのものを理解してから購入するようにしています。
また、購入した後も、
「なぜこの会社を買ったのか」
「その理由は現在も有効なのか」
を確認するようになりました。
これは、昔の自分にはなかった考え方です。
過去の失敗は、無駄ではなかった
昔の売買を振り返ると、
「もっと持っておけば良かった」
と思う銘柄がたくさんあります。
村田製作所もそうです。
私は仕事柄、村田製作所のコンデンサに関わることがあり、
製品の品質の高さを実感していました。
それでも株価が下落した際に、自分で決めていたルールに従って売却しました。
その後、株価は大きく上昇しました。
正直、悔しいです。
ただ、この経験があったからこそ、
「自分は何を理由にその会社を買ったのか」
「株価が下がっただけで、その理由まで否定していないか」
を考えるようになりました。
今後も「売った後」を検証していきたい
株を買った時には、
「これから上がるだろう」
と考えています。
売った時には、
「ここで売るのが正解だ」
と思っています。
でも、本当に大事なのは、その後です。
自分の判断は正しかったのか。
それを後から確認することで、次の投資に活かすことができます。
今回、過去に売却した銘柄を調べてみて、
「自分の銘柄選びは、思っていたより悪くなかった」
ということが分かりました。
一方で、
「良い銘柄を選んでも、余計な売買をすれば利益を逃してしまう」
ということも分かりました。
そして、
「下がったから買う」のではなく、「なぜ下がっているのか」を考える。
これも、これからの投資で大切にしていきたいと思います。
過去の売買は変えられません。
だからこそ、昔の自分の失敗を振り返って、今の自分の投資に活かしていきたいと思います。
株式投資は、買って終わりではありません。
売った後まで見て、初めて分かることもあるのだと思います。


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