このブログ「四季報ラボ」では、会社四季報を参考に銘柄をピックアップし、
その後の株価推移を検証しています。
26年春号では、四季報を参考に40銘柄をピックアップしました。
今回は、その40銘柄について、6ヶ月後の株価がどうなったのかを検証します。
3ヶ月後にも一度検証していますが、今回はそこからさらに3ヶ月経過した時点で、
どのような変化があったのかにも注目してみました。
結論
40銘柄中、36銘柄がプラスとなり、勝率は90%でした。
また、平均上昇率は24.6%となり、3ヶ月確認時の15.0%から大きく上昇しました。
さらに注目したいのが中央値です。
3ヶ月確認時の中央値は8.3%でしたが、6ヶ月後には16.2%まで上昇しました。
単純に一部の銘柄が大きく上昇しただけではなく、全体として上昇幅が広がった結果となっています。
そして、6ヶ月間で50%以上上昇した銘柄は6銘柄ありました。
40銘柄中6銘柄なので、割合にすると15%です。
もちろん、「15%の確率で50%以上上昇する」という意味ではありません。
しかし、四季報を読んでピックアップした40銘柄のうち、
6ヶ月間で6銘柄が一時的に50%以上上昇したという結果は、
今回の検証において大きな成果だったと考えています。
検証条件
・対象:26年春号ピックアップ銘柄
・銘柄数:40銘柄
・基準株価:26年春号記載株価
・検証株価:26/05/30時点(3ヶ月経過)、26/09/12時点(6ヶ月経過)
・最高額の定義:一瞬の高値(上ヒゲ)でも、最高額としてカウント
今回も、期間中に一瞬でも記録した高値を「最高額」として集計しています。
そのため、実際にその価格で売買できたことを意味するものではありません。
銘柄全体の結果
40銘柄の結果をまとめると、次のようになりました。

3ヶ月後と6ヶ月後を比較すると、次のような変化がありました。
・平均上昇率:15.0% → 24.6%
・中央値:8.3% → 16.2%
・勝率:82.5% → 90%
特に注目したいのは、中央値が8.3%から16.2%まで上昇したことです。
平均上昇率だけを見ると、一部の大きく上昇した銘柄が全体を押し上げた可能性があります。
しかし、中央値も大きく上昇していることから、今回は一部の銘柄だけではなく、
全体として株価の上昇幅が広がったことが分かります。
3ヶ月後から6ヶ月後で、さらに高値を更新した銘柄も
今回の検証では、6ヶ月間の最高値を記録しています。
そのため、3ヶ月確認時の最高値と6ヶ月確認時の最高値が同じ銘柄もあります。
これは、3ヶ月時点で記録した高値を、その後6ヶ月まで更新できなかったということです。
今回、40銘柄のうち17銘柄は3ヶ月時点と6ヶ月時点の最高値が同じでした。
一方で、残りの銘柄では3ヶ月時点の高値をさらに更新しています。
個人的には、3ヶ月時点ですでに高値をつけ、
その後更新できなかった銘柄がいくつかあったことは少し残念でした。
一方で、3ヶ月時点ではそれほど上昇していなかった銘柄が、
4~6ヶ月目に入ってから大きく上昇したケースもあります。

上昇率の分布を見ても、3ヶ月確認時と6ヶ月確認時で変化が見られます。
3ヶ月時点ではマイナス銘柄が7銘柄ありましたが、6ヶ月後には4銘柄まで減少しました。
一方、50%以上上昇した銘柄は3銘柄から6銘柄へ増加しています。
つまり、6ヶ月経過することで、
上昇する銘柄がさらに上昇する一方、3ヶ月時点でマイナスだった銘柄の中から
戻してきた銘柄もあったという結果になりました。
50%以上上昇した銘柄は6銘柄
今回、6ヶ月間で50%以上上昇した銘柄は6銘柄ありました。
特に大きく上昇したのが、
・SREHD(2980):+55.1%
・Rstec(3445):+119.5%
・ブロードリーフ(3673):+58.8%
・IIJ(3774):+69.1%
・大同メタル(7245):56.7%
・東計電算(4746):67.4%

AI関連銘柄について
今回の結果を見ていて、個人的に少し気になったのがAI関連銘柄です。
私がAIを材料として上昇していたと感じていた銘柄の中には、
3ヶ月時点で高値をつけた後、6ヶ月確認時までに高値を更新できていないものがありました。
また、現在の株価を見ると、その後下落してきているように感じる銘柄もあります。
もちろん、今回の40銘柄だけで、
「AI関連銘柄は長続きしない」
と結論づけることはできません。
あくまで今回の検証結果を見て、私が感じたことです。
AIという大きなテーマによって株価が上昇しても、その後に業績や新たな材料が伴わなければ、
高値を更新し続けるのは難しいのかもしれません。
このあたりは、今後の四季報検証でも引き続き注目していきたいと思います。
マイナス銘柄は減少
3ヶ月確認時には、40銘柄中7銘柄がマイナスでした。
しかし、6ヶ月後にはマイナス銘柄が4銘柄まで減少しました。
3ヶ月時点で結果が出ていなかった銘柄の中にも、その後株価を戻した銘柄があったということです。
これは今回の6ヶ月検証で確認できた、良い変化の一つでした。
四季報を読んで銘柄をピックアップした場合、
3ヶ月程度ではまだ市場から十分に評価されていない銘柄もあるのかもしれません。
もちろん、単純に「長く持てば良い」という話ではありません。
業績悪化や下方修正など、投資判断を変更すべき材料が出た場合には、
改めて判断する必要があります。
3ヶ月よりも6ヶ月の方が結果が良かった
今回の結果を3ヶ月確認時と比較すると、
平均上昇率:15.0% → 24.6%
中央値:8.3% → 16.2%
勝率:82.5% → 90%
となりました。
特に中央値が大きく上昇したことは、個人的に嬉しい結果でした。
3ヶ月時点では「思ったより上がっていない」と感じていた銘柄もありましたが、
さらに3ヶ月待つことで株価が上昇した銘柄も多くありました。
一方で、3ヶ月時点で高値をつけ、その後更新できなかった銘柄も少なくありません。
そのため、今回の結果だけを見て、
「四季報銘柄は6ヶ月持てば上がる」
と考えるのは早いと思います。
それでも、3ヶ月時点から6ヶ月時点にかけて全体の成績が改善したことは、
今後の検証を続けるうえで興味深い結果となりました。
今回の検証から感じたこと
今回の検証で特に印象に残ったのは、40銘柄中6銘柄が50%以上上昇したことです。
割合としては15%。
もちろん、この数字だけで四季報の銘柄選定が優れていると断定することはできません。
ただ、自分が四季報を読み、その中から気になった銘柄をピックアップした結果としては、
かなり大きな成果だったと感じています。
また、3ヶ月時点ではマイナスだった銘柄数が7銘柄でしたが、6ヶ月後には4銘柄まで減少しました。
そして何より、中央値が8.3%から16.2%へ上昇したこと。
今回の結果を見る限り、3ヶ月時点よりも6ヶ月時点の方が、全体として良い結果になりました。
一方で、3ヶ月時点の高値を6ヶ月後まで更新できなかった銘柄も17銘柄あります。
そのため、
「3ヶ月で高値をつける銘柄」
と
「時間をかけて上昇する銘柄」
では、動き方に違いがあるのかもしれません。
このあたりも、今後の検証で確認していきたいと思います。
今後も検証を続けます
今回の検証では、26年春号の40銘柄について、6ヶ月間の株価推移を確認しました。
結果として、
勝率90%
平均上昇率24.6%
中央値16.2%
という結果になりました。
すべての銘柄が上昇したわけではありません。
また、今回の検証では「期間中の最高値」を使用しているため、実際の投資成績とは異なります。
それでも、四季報を読んで自分なりに選んだ銘柄が、
その後市場からどのように評価されたのかを確認することには意味があると考えています。
今後も春号、夏号、秋号と継続的に検証を行い、
「四季報を読んで銘柄を選ぶ」という方法に、どの程度の再現性があるのか
を追いかけていきたいと思います。
最後に、今回の40銘柄の個別結果を一覧にして掲載します。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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